春の太陽、私の太陽、君は太陽。



「おっ大丈夫?」

休み時間、また…だ

またヤキモチも妬く

だって私の目の前でこけそうになった
女の子の腕をつかんでいるから…

14年となると何百回とこんな風景
見てきたけどさすがにそろそろ
限界かもしれない

うるっと涙がたまった

「…なに…よ…」

溜め息混じりの独り言

女の子と一緒にいる俊輔を
見てらんなくなった私は
ひじをついて窓の外を眺めた

俊輔のばかばかばかばかばか…



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