外見うさぎ中身もうさぎ

その瞬間、壱希と達樹の顔が強張る。

「大丈夫だよ、こんな遅いし誰も見てねえ」

淳司の言葉の意味が理解出来ない、私と真理子。

訳のわからないまま民宿に戻る。


民宿に戻る最中に、少し悪そうな感じの男子グループが前から歩いて来た。



「姉ちゃん達、可愛いね〜」

「俺、2人ともタイプだよ」

そのグループが、私と真理子に声をかけてきた。



「しかもぉ、ブラ透けてるし〜」

「俺達興奮しちゃう♪」

「そっちの子、紫か♪きわどいねー」

「ピンクもいいね♪」

私と真理子は、サッと胸の辺りを隠し真っ赤になる。

…壱輝と達樹の言ってたことが今わかった………

私達、馬鹿すぎる…
< 208 / 269 >

この作品をシェア

pagetop