外見うさぎ中身もうさぎ

私と真理子は、日焼け止めをしっかり塗って髪の毛をまとめる。

優太と空と淳司は、浮輪とビーチボールに空気を入れる。

壱輝と達樹は、借りてきたパラソルをたてる。


みんなが準備を終わると、目の前の海へ走る。


「つめたーっ♪」

「きもちい〜〜〜」

「達樹!浮輪っ♪」


浮輪をはめてクルクル回る私。

「ガキみてーだな」

そうみんなに笑われた。

「ひなのー」

「なに?」


壱輝は、名前を呼ぶと浮輪のヒモを持って沖へと泳ぎだした。
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