外見うさぎ中身もうさぎ

「…の……なの…ひなのっ」

「……んう…壱輝…?…なあに?」

「ちょっと公園行かね?」

「………いいけど?」

目を擦りながら、時計を見ると4時。




「悪いな…、起こして」

「大丈夫だけど、そのかわりに…………」

「かわりに?」

「手繋いで?」

真っ赤になりながら俯く。


「了解っ」

壱輝は、笑いながら大きな手を差し出す。
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