外見うさぎ中身もうさぎ
ゆっくり呼吸して、気持ちを落ち着かせて、1ロ、ミルクティーを飲む。


ミルクティーの甘さに、少しずつ気持ちが和らいできた。


「プリン…いただきます」

「どーぞ」


プリンを1口食べてみると、とってもおいしくて自然と笑顔がこぼれた。



「うまい?」

「うんっ!ちょーおいしいっ」

「よかった」



そう笑った壱輝は、とても優しい顔して笑っていた。



「……今日くらいいいかな……」

もう、学校完全遅刻だし…
今日だけならサボっちゃってもいいかな…


「あ?何が?」

「…学校サボってもいいかな〜みたいな?」

「よしっ、今日はサボるか」

「うんっ」


壱輝は、あいつらとちがう不良だよね?


…信じてもいい気がする
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