外見うさぎ中身もうさぎ
「そんじゃあな!美羽!」
「うん!」
美羽と別れた笑顔で別れた後、私達の顔が険しくなる。
「…遅刻だぁぁぁぁ!!!!」
昨日は、サボり。
今日は、遅刻。
なかなか、面倒………
急がないと、
マジでやばいっ!!
「絶対手話離すなよ」
壱輝の腰に腕をしっかり絡めた。
これでもかって勢いでバイクは、走りだした。
私の心臓も、これでもかってくらい大きく音をたてて跳ね上がった。
早いバイクのせいじゃない。
壱輝にくっついてる、体のせい。
大嫌いな不良のはずなのに…
でも壱希は、違う気がする。