君に言いたい2つの言の葉
K高についてみれば、案の定・・千佐登と男以外に3人も男がいた。

いくら、空手黒帯の千佐登でも勝てるわけないだろう・・・。



「だから、お前なんか本気にしたと思ってたのかって聞いてんだよ!」


「!?」
いきなり男の怒鳴り声が聞こえた。
私はあまりにも唐突だったからその場にしゃがみこんでしまった。


「っく・・・・わ、私は・・・ただ、謝ってほしいだけなの・・・・、本気とかどうとか・・・きゃっ!!?」


千佐登の声!
それに今の悲鳴・・・

「うるせえなぁ・・・・なんでガキに謝らなきゃいけねぇんだよ?顔に痣でも作ってやろうか?」
「ッ・・・・・・」

千佐登、どうして?
そんなヤツ、空手でやっちゃえばいいのに・・・・。

男は千佐登の胸ぐらを掴んだまま、離さない。

「私はっ!!アンタの事が本当に・・・・」

「・・・・あぁ、ムカつく・・・一発殴らなきゃわかんねえみてえだな!!!」



「やめてぇぇっぇええ!!!」
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