君に言いたい2つの言の葉
「・・・あはは、別にいいよ、んな事は。オレは川野(カワノ)聖夜。"聖なる夜"で聖夜、な。お前は?」
「あっ、はい。沓沢 沙弥です。えと・・・こう書きます」

私は手の甲に"沙弥"と書いてみた。
すると岩崎さんが『俺はねー!!―――・・・』

それぞれみんなで自己紹介。


その後他愛もない話を楽しく話した。


「じゃーそろそろおひらきー!」

先生が言う。
聖夜さんと、圭斗さんは戻っていった。


「沙弥ー!!意気投合する人見つけたよぉぉ!!」
「ホントっ?!よかったね千佐登!!」

「で?沙弥は~??」

にひっと千佐登が笑う。

「いや、友達はできたよ。いい人だった、また会おうぜーって約束したし」
千佐登は目を丸めた。

「おぉ、本当に?!頑張れー沙弥ぁー」

にまにましてる千佐登は、なんか企んでるように見える。

頑張るって・・・・二人だって、そういう風に見られてないし・・・。
まぁ、また今度ヒマな時遊ぼうって話だし。


楽しみだなぁ。

朝感じた寒さは
今じゃもう感じなくなっていて。


あの二人に会うのが

楽しみだった・・・。
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