近距離カレ=カノ


次の日、

朝俺は家を出た。


日向の家の前を見てみると、
まだ日向は出てきていなかった。


やっぱり。

日向は朝が苦手。

だから小学校、中学校では遅刻の常習犯だった。


ガチャ…


日向んちのドアが開いた。
日向?


でも違った。

出てきたのは、


中学生くらいの女。

誰こいつ。


「あれれぇ?お客さん?
ってか、ちょーカッコいいッッ!!!!」

何?

こいつ。


「輝離ぃお客さんだょ〜」

輝離!?


輝離とは日向の弟

中2でこれがまたすげぇかっけぇ!!

日向と同じでモテる。


「わりぃ夏希ッ!ん、客!?」

夏希?…


「って凛じゃん!!どしたのこんな朝から。
あ!もしかして日向?」

「ちげぇし!」

「あっ!凛照れんなって♪そいえば、日向何か今日いつもより何かうきうきランラン♪ってかんじだったんだけど、凛のこと考えてたりして!!」


「マジ!?」

「大マジ☆」

日向が俺のことそんなに好きだったなんて…(?


「ありがとな。輝離!
お前こそ彼女と仲良くやれよ♪」


「ちょっ!凛。」

ちょっと輝離の顔が赤くなった。


そんなとこ、日向に似てる。


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