近距離カレ=カノ
―3時間後―
あたしたちは今、またあのアクセサリー屋さんに来ている。
あの後、あたし達は色々店を回って、
パフェも食べた♪
楽しかった〜!!
「日向!出来たんだ〜」
「凛良かったね。」
「日向見ろよ!すげぇだろ?俺様デザイン☆それにペアリングにしちゃった」
そう言って凛はお店の袋の中から指輪の入った箱をあたしに見せてきた。
片方はちっさいピンク系のリング、もう1つは少し大きめの青系のリング
あたしも欲しいな。
「これ2つで六万もした〜」
「高っ!でも良かったね。凛」
「おぅ!これであいつぜってぇ喜ぶぞぉ」
あたしには六万もするプレゼントなんかくれたことないのに。
その子のことそんなに大切なのかな?
「あっ!もぅ8時じゃん!凛ママ達が心配するから帰ろう。」
「うん。」
そして電車に20分くらい乗って最寄りの駅で電車を降りた。
あたし達は家の近くの公園の近くまで来ていた。
でも、
「なぁ、日向に話があるんだけどちょっと良い?」
急に凛が言い出した。
今日はあたしの誕生日。
輝離が帰ってきたらあたしの誕生日会をすることになってる。
はやく帰らなきゃ輝離も帰ってくるし時間無いんだけど、
少しだけなら良いよね?
「うん。ちょっとだけなら良いよ」
そしてあたし達は公園のベンチに座った。
「あのさ、日向…
誕生日おめでとう。」
そしてあの指輪をあたしの指に着けた。
「り、ん?」
「それ、誕生日プレゼント。俺とお揃いなんだから大事にしろっ!」
「凛、ありがとう♪」
そう言うと凛はあたしの頭をクシャッと撫でた。
あたしはニカッと笑った。
そしたら凛はギュってあたしを抱き締めて
そして、つぎの瞬間あたしの唇に柔らかいものが触れた。
「り、ん!?」