幕末〓冷血の鬼
その翌日、清河は赤羽橋で暗殺された。


「歳、これからどうする?金も食い物も無い。俺らはただの浪人だ。」


近藤さんはそう言って眉を寄せた。


「京都の守護職につけば良いんじゃねえか?」


「なら俺がやってやろう。兄がいるからな。」


「それは助かる。」


芹沢の言葉に近藤さんは目を輝かせた。
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