幕末〓冷血の鬼

芹沢のおかげで、京都守護職に就くことができ新たに『新選組』という名をもらった。


「歳、やっとここまできたんだな。」


近藤さんは涙目になって微笑んだ。


「近藤さん、これからが大事だ。」


空を見上げると、夕日に照らされ空は真っ赤に染まっていた。

（血の色みてえだ。）


それは、これから進む俺達の道の嵐の前ぶれだったのかもしれない。