幕末〓冷血の鬼
幸子ちゃんに教えられ、私は花で冠を作る事ができた。


「お姉ちゃん、作れたね!」


「ありがとう。これ幸子ちゃんにあげるね。」


そう言って頭に乗せようとしたが大きかったらしく頭を通り抜け、首にかかってしまった。


「お姉ちゃんの輪っか大きかったんだね。でも首飾りも可愛い!」


幸子ちゃんは、そう言ってニコッと笑った。


ガサガサっと後ろから足音が聞こえ振り返ると、1人の男が立っていた。
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