幕末〓冷血の鬼
「土方さ~ん!土方さ~ん!」

土方さんを呼ぶが見当たらない。


探し疲れトボトボと皆の所に戻ろうとすると頭に何かがコツンと当たった。


「?」


上を見上げると桜の幹に座っている土方さんがいた。


「土方さん!」


「おっ恋花か。どうしたんだ?」


土方さんはそう言って身軽に木から落ちた。
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