幕末〓冷血の鬼
土方さんは、何時も孤独を背負ってる気がした。


「わかってる。ほら行くぞ。」

土方さんは、フッと笑うとそう言ってまた歩き出した。


私は、土方さんの後を追った。

皆の所に戻ると、皆楽しそうにガヤガヤしていた。


「沖田さん、お菓子全部食べちゃったんですか?」


「すいません。手が止まらなくて。」


「一つくらい残して下さいよ。」


私がそう言うと土方さんが私の頭を撫でてきた。
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