幕末〓冷血の鬼
「帰り団子買ってやるからそんな顔をするな。」


土方さんはそう言って優しい笑顔を見せた。


沖田さんはそれをジッと見ている。


「なんだ総司?」


「いえ、ちょっと恋花さん借りますね。」


沖田さんはそう言うと私の腕を引っ張り、私は沖田さんについて行った。


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