幕末〓冷血の鬼
「私は死ぬまで新選組を離れるつもりはありません。前にも言いましたよね?」


「そうでしたね。」


「もう日が落ち始めていますし皆の所に戻りましょう。」


沖田さんにそう言われ私達は、皆の所に戻った。


屯所に帰っても皆で酒を飲んでドンチャン騒ぎをしていた。


しかし土方さんの姿が見当たらなかった。

「近藤さん。土方さんは?」


「歳か。歳なら部屋に居るよ。」


「ありがとうございます。」


私は近藤さんにお辞儀をすると、土方さんの部屋に向かった。
< 126 / 627 >

この作品をシェア

pagetop