幕末〓冷血の鬼
「何を言っているんですか?」


私は慌てて後ろにさがったが、すぐに壁に当たってしまい土方さんに追い込まれてしまった。


土方さんはそんな私を面白そうに笑いながら両手を私の顔の横に置いた。


「だから、お前と唇づけをしたくなった。」


「駄目です!」


私はそう言って土方さんの胸を押したがびくともしない。


「それで、抵抗しているつもりか?」


土方さんはそう言うと顔を近づけてきた。

(唇づけされる!)


ギュッと目を閉じたがいつになっても唇が重ならない。
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