幕末〓冷血の鬼
「優しい人ですね。」
近藤さんの部屋を出てから、恋花はポツリと言った。
恋花の瞳は、悲しみの色に染まっていた。
「恋花?」
「谷の妹が来てるって本当か~?」
恋花に聞こうとした途端、いきなり大声が聞こえ阻まれた。
「左之助。大声を出すな!!」
その大声の張本人は、原田 左之助。
槍の名手で、女好きの大男だ。
「だから言ったじゃん!!土方さん怒るから大声出すなって!」
プンスカ怒りながら左之助の後ろから出てきた男は、藤堂 平助。
歳は、まだ若く小柄だが腕はとても立つ。
何より年上の左之助にも遠慮なくズバズバ言う精神を持っている。
近藤さんの部屋を出てから、恋花はポツリと言った。
恋花の瞳は、悲しみの色に染まっていた。
「恋花?」
「谷の妹が来てるって本当か~?」
恋花に聞こうとした途端、いきなり大声が聞こえ阻まれた。
「左之助。大声を出すな!!」
その大声の張本人は、原田 左之助。
槍の名手で、女好きの大男だ。
「だから言ったじゃん!!土方さん怒るから大声出すなって!」
プンスカ怒りながら左之助の後ろから出てきた男は、藤堂 平助。
歳は、まだ若く小柄だが腕はとても立つ。
何より年上の左之助にも遠慮なくズバズバ言う精神を持っている。