幕末〓冷血の鬼
私の様子を見て芹沢さんはフッと笑った。
「この時代、勝てばそれが正義だ。負ければ悪になる。」
「負ければ悪………」
私がそう言うと芹沢さんは、頷いた。
「そうだ。だから俺は、勝ち続け暴れまくる。でもな、この頃何のために正義をかざすのかわからなくなっちまった。疲れたんだ。もう………」
芹沢さんは、切なそうに笑った。
「芹沢さん。貴方には大切な人がいませんか?」
「いるさ。お梅や新見達。」
「なら、それを守るために生きれば良いんです。私は、正義も悪もあるとは思いません。」
私がそう言うと、芹沢さんは驚いた顔で私を見てきた。
「この時代、勝てばそれが正義だ。負ければ悪になる。」
「負ければ悪………」
私がそう言うと芹沢さんは、頷いた。
「そうだ。だから俺は、勝ち続け暴れまくる。でもな、この頃何のために正義をかざすのかわからなくなっちまった。疲れたんだ。もう………」
芹沢さんは、切なそうに笑った。
「芹沢さん。貴方には大切な人がいませんか?」
「いるさ。お梅や新見達。」
「なら、それを守るために生きれば良いんです。私は、正義も悪もあるとは思いません。」
私がそう言うと、芹沢さんは驚いた顔で私を見てきた。