幕末〓冷血の鬼
「これから新選組は、今よりずっと厳しく辛い争いをするだろう。そしたら、恋花お前を守れるかわからねえ。俺はもう、恋花から大切な物を奪いたくねえんだ。」


「土方さん、私はここにいたいです。」


土方さんは私の言葉に目を丸くした。


「良いのか?俺はまたお前から何かを奪うかもしれねえんだぞ?」


私は、笑顔で頷いた。


「お前は本当に阿呆だな。でも新選組と一緒に命張って守ってやるよ。」


「ありがとうございます。そう言えば、さっき言っていた局中法度って何ですか?」

「明日になればわかる。」


土方さんはそれだけ言うと、部屋の中に入って行った。
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