幕末〓冷血の鬼
「山南さんいるか?」
「これは珍しい。土方さんですね。どうぞ。」
山南さんにそう言われ部屋に入ると山南さんは机に向かって座っていた。
「今日はどうかしましたか?」
「山南さん。何故あんたは恋花を池田屋に行かせたんだ?」
俺がそう聞くと山南さんはうっすらと笑った。
「試したのですよ。」
「試しただと?」
「恋花さんがこれからも新選組と共にいられるか試したのです。新選組は、今嵐の中にいますから。」
新選組が危なくなって来てるのはわかってる。
恋花だってずっと守りきれるかはわからねえ。
けどあいつは、毎日帰って来た隊士達に笑顔を向け俺たちを温かく迎えてくれる。
だから俺は、恋花を守りてえ。
「これは珍しい。土方さんですね。どうぞ。」
山南さんにそう言われ部屋に入ると山南さんは机に向かって座っていた。
「今日はどうかしましたか?」
「山南さん。何故あんたは恋花を池田屋に行かせたんだ?」
俺がそう聞くと山南さんはうっすらと笑った。
「試したのですよ。」
「試しただと?」
「恋花さんがこれからも新選組と共にいられるか試したのです。新選組は、今嵐の中にいますから。」
新選組が危なくなって来てるのはわかってる。
恋花だってずっと守りきれるかはわからねえ。
けどあいつは、毎日帰って来た隊士達に笑顔を向け俺たちを温かく迎えてくれる。
だから俺は、恋花を守りてえ。