幕末〓冷血の鬼
「今日は、夜からお前の歓迎会がある。」


俺は、それだけ言うと部屋を出た。


「土方さ~ん。恋花さん小姓に出来ましたか?」


総司は、そう言いながら俺に微笑んできた。


「ああ。」


「そうですか。」


「総司、手に持っているのは何だ?」


俺がそう聞くと総司はサッと手を後ろに隠した。


「総司てめえまた…」
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