幕末〓冷血の鬼
「俺は今隊服を着てねえ。負ける気はねえが、絶対勝てるとも言える状態じゃねえからな。」


土方さんは、そう言うと団子屋のおばちゃんにお金を渡した。


「ほら行くぞ。」


「はい。」


土方さんと手を繋ぎどこに行くかわからないまま私は土方さんに着いて行った。




「着いたぞ。」


団子屋から少し歩くと土方さんは足を止めた。


「綺麗…」


土方さんに連れられてきた場所は、川が流れていて沢山の花が咲いている花畑だった。
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