幕末〓冷血の鬼
『梅の花 一輪咲いても 梅は梅』
『人の世の ものともみえぬ 梅の花』
「土方さん、本当に梅好きですね。」
句によく梅が出てきてクスッと笑うと土方さんは頭を掻いた。
「前に梅の好きな理由言っただろ?」
「はい。言っていましたね。」
「もう一つ好きな理由がある。」
「何ですか?」
「梅の枝はな、折られたら次はもっと丈夫な枝が生えてくる。そんな強さをもっているから梅が好きなんだ。」
「土方さんらしいですね。この句…花見の時の句ですか?」
「どれだ?」
『人の世の ものともみえぬ 梅の花』
「土方さん、本当に梅好きですね。」
句によく梅が出てきてクスッと笑うと土方さんは頭を掻いた。
「前に梅の好きな理由言っただろ?」
「はい。言っていましたね。」
「もう一つ好きな理由がある。」
「何ですか?」
「梅の枝はな、折られたら次はもっと丈夫な枝が生えてくる。そんな強さをもっているから梅が好きなんだ。」
「土方さんらしいですね。この句…花見の時の句ですか?」
「どれだ?」