幕末〓冷血の鬼
「何か有ったら相談してくれ。力になれる事だったら手伝うから。」


「ありがとうございます。」


「さて、帰ろうか。俺が屯所まで送ってあげるよ。」


勝さんはそう言うと、ゆっくりと歩き出し私も勝さんの後を追いかけた。


歩きながら勝さんにメリケンの話を色々してもらった。


龍馬さんも履いていたブーツという履き物。


日本の船より何倍も大きく大砲という凄い武器の乗っている外国の船。


その他にも沢山の外国の物を教えてもらい、私もメリケンに興味をもった。


「おや、屯所に着いてしまったね。メリケンの話はまた今度。」


「ありがとうございました。」


私がそう言って頭を下げると勝さんはニコッと笑い帰って行った。
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