幕末〓冷血の鬼
「たく、気色わりい奴だ。」
(言いたい事が有るなら言えばいい。)
『恋花ちゃんの事好きなんでしょ?』
あいつの事だからそう聞いてくると思っていた。
だがあいつはそれ以上何も聞かず部屋から出て行っちまった。
それが逆に気味が悪くてしょうがねえ。
(あいつは何を企んでいる?)
胸騒ぎがする胸元を俺はグッと掴んだ。
(伊東は新選組に興味があるのは知っていた。しかし、恋花に興味を抱くなど考えてもいなかった。)
俺は、煙管を持ち気持ちを落ちつかせようとくわえ、フウと息をつき自分の机に体を向け仕事に励んだ。
(言いたい事が有るなら言えばいい。)
『恋花ちゃんの事好きなんでしょ?』
あいつの事だからそう聞いてくると思っていた。
だがあいつはそれ以上何も聞かず部屋から出て行っちまった。
それが逆に気味が悪くてしょうがねえ。
(あいつは何を企んでいる?)
胸騒ぎがする胸元を俺はグッと掴んだ。
(伊東は新選組に興味があるのは知っていた。しかし、恋花に興味を抱くなど考えてもいなかった。)
俺は、煙管を持ち気持ちを落ちつかせようとくわえ、フウと息をつき自分の机に体を向け仕事に励んだ。