幕末〓冷血の鬼
沖田さんはそう言って私に微笑んだ。


「恋花さんと土方さんは何処か似ています。」


「土方さんとですか?」


「はい。瞳の色が同じ色をしてると言いますか…どことなく悲しい目を…」


沖田さんの言葉に胸がドクンと鳴った。


「気のせいですよ。沖田さん。それより早く仕事に戻らないと土方さん怒りますよ?」


私は無理に笑顔を作り、部屋から沖田さんを出した。


その後私は、歓迎会まで眠った。


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