幕末〓冷血の鬼
「よくぞ聞いた。俺はな、不死身の人間なんだよ。」


「はい?」


いきなり不死身と言われて「はい、そうですか。」と言う返事は私には出来ない。


「俺の腹にはな、刀で刺した傷が有るんだ!」


原田さんは、そう言うと自慢げに腹を見せた。


原田さんの言う通りお腹には、刀の傷痕がある。


「俺はな、昔自分で腹を切ったんだ。でも俺は死ななかった。なっすげえだろ?」


原田さんは、そう言って自慢げに腹を出ししまいには、部屋の真ん中で腹踊りをし始めた。
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