幕末〓冷血の鬼
「坂本君、君は行かないほうが良いんじゃないか?君は今、いつ命を狙われてもおかしくない立場なんだ。」


「大丈夫じゃ。わしは細い道を出る所までしか行かんきに。」


「龍馬なら大丈夫だろ。そんなヘマするたまじゃねえし。」


「それもそうだが………。」


桂さんが龍馬さんを凄く心配しているのはわかる。


新選組でも龍馬さんの名前はよく聞く。


「私、1人で帰れるので。まだ外は明るいし大丈夫です。」


「じゃが恋花さんに何かあったら大変じゃ……。」


「私は大丈夫です。龍馬さんの方が危険なんですから、寺田屋にいてください。また、話聞かせて下さいね。」


私がそう言うと今まで黙っていた高杉さんが座布団から立った。
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