幕末〓冷血の鬼
「なっ!斉藤君!」


斉藤は近藤さんに頭を下げるとゆっくりと部屋に入った。


「歳、これはどういうことだ?」


近藤さんは驚いた顔で斉藤の顔を見ている。


「斉藤には伊東の動きを調べてもらってたんだ。」


俺がそう言うと近藤さんは眉を寄せた。


「歳、おまえ仲間である伊東先生を疑っていたのか?」


「伊東は信頼出来ねえからな。斉藤、調べた事を近藤さんに話してくれ。」


俺がそう言うと斉藤は口を開いた。
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