幕末〓冷血の鬼
医者に近藤さんの傷を見てもらうと弾丸は肉に食い入りグサグサに潰され、肩の骨にはひびが入っていたらしい。
「歳、お前の言う事を聞いて行かなければ良かった……。」
近藤さんは苦笑いをしながら、肩に触れた。
「近藤さん、あんた松本先生にその傷を見てもらう事になった。一週間後に大阪にこいと将軍徳川公からの伝言があった。」
「そうか……。」
「大阪には総司も行く。」
「総司は大丈夫なのか?部屋に籠もりっきりと聞くが……。」
「ああ。」
正直大丈夫ではなかった。
「歳、お前の言う事を聞いて行かなければ良かった……。」
近藤さんは苦笑いをしながら、肩に触れた。
「近藤さん、あんた松本先生にその傷を見てもらう事になった。一週間後に大阪にこいと将軍徳川公からの伝言があった。」
「そうか……。」
「大阪には総司も行く。」
「総司は大丈夫なのか?部屋に籠もりっきりと聞くが……。」
「ああ。」
正直大丈夫ではなかった。