幕末〓冷血の鬼
総司は、飯は殆ど食わなくなり水を飲むのもやっとの状態だった。


忙しい近藤さんに変わり総司の見舞いに行くと、布団で寝たまんま襖の隙間から外を見ては、「近藤さんは大丈夫ですか?」と不安そうに聞いてきた。


日に日に総司の体は痩せていき、俺の薬も効かなくなってきてしまっていた。


「近藤さんは、大阪に行くまでの一週間体を休ませといてくれ。総司にも一週間後に大阪に行く事を伝えてくる。」


俺がそう言うと近藤さんは頷き俺は近藤さんの部屋を後にした。


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