幕末〓冷血の鬼
それから隊士達は、次の戦にむけて刀を磨いたりして準備をしていた。


隊士達がまたやる気を出した事に安心すると恋花が後ろから声をかけてきた。


「土方さん。」


「どうした?恋花。」


「山崎さんが目を覚ましました。」


「わかった。山崎は何処で寝ている?」


「こちらです。」


恋花に連れられ山崎の所に行くと山崎はうっすらと目を開いて、天井を見ていた。


「山崎。」


俺が声をかけると山崎は頭だけをゆっくり動かし俺の方を向いた。
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