幕末〓冷血の鬼
「土方さん、すいません。俺………」


「あまり喋るな。今回はお前のせいじゃねえよ。」


「ですが俺は失敗をしてしまいました。」

山崎は、眉にシワを寄せ涙目になって俺に謝ってきた。


「良いから今は休め。山崎、お前にはこれからも動いてもらわねえといけねえからな。」


「はい……。土方さん、少し恋花さんと2人で話をしても宜しいですか?」


「恋花とか?」


「はい。」


後ろで黙って立っていた恋花を見ると恋花はコクンと頷いた。


「わかった。恋花、山崎に何かあったらすぐ呼んでくれ。」


「わかりました。」


俺は山崎の部屋から出て近藤さん達の所に向かった。
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