幕末〓冷血の鬼
「恋花さん………俺は君が好きだ。」


俺がそう言うと恋花さんは涙が溜まった目で驚いた顔をして俺を見てきた。


「俺は恋花さんが好きだ。」


俺がもう一度言うと恋花さんは俯いてしまった。


「ごめんなさい……私「土方さんが好きなんだろ?」」


恋花さんの言葉を遮り聞くと恋花さんはゆっくりと頷いた。


「わかってる。俺はずっと君と土方さんを見てきたから。君は土方さんと幸せになってほしいと思っている。」


「ありがとうございます。」


「話を聞いてくれてありがとう。俺は休むから隊士達の看病を頼む。」


「はい。」


恋花さんは、そう言うと部屋から出て行った。
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