幕末〓冷血の鬼
「総司!てめえ何やってやがる。」


俺は慌てて総司に近づくと倒れないように総司の体を支えた。


「私も山崎さんの葬儀に参加します。」


「馬鹿言うんじゃねえ!!お前は寝てろ。」


総司は、もう1人では立てないくらい体が衰弱していた。


何かに寄りかからないと立てない程にだ。

だが総司は、首を横に振った。


「お願いします。私も山崎さんの葬儀に出たいんです。」


総司はそう言うと力無い手で俺の服をギュッと握った。
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