幕末〓冷血の鬼
「そんな格好じゃ帰れないでしょ?私の家がこの近くにあるからよって行って下さい。」


女にそう言われ、俺は女の家に行った。


「お菊姉ちゃん!!おかえりなさ~い!!」


家に着くと女目掛けて小さい子供がすっ飛んで来た。


「ただいま。お苗、良い子にしてた?」


「うん!!……お菊姉ちゃんこの人は?」


俺に気づきガキは首を傾げた?


「この人は、私の事を助けてくれたのよ。」


「じゃあお侍さん?」


「何故そう思う?」


俺がそう聞くとガキはニコッと笑った。
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