幕末〓冷血の鬼
「お前ら、無駄に体力使うんじゃねえよ。そんなに元気なら荷物増やしてやろうか?」


原田さんと斎藤さんの声が聞こえたのか土方さんが原田さんと斎藤さんを睨んできた。


「悪かったって。」


「副長…面目ありません。」


土方さんに謝った2人は離れ、荷物を担いで行ってしまった。


「恋花、お前は大丈夫か?酒飲んで頭痛くしたりしてねえか?」


土方さんの言葉に驚いて顔を上げると土方さんはフッと笑った。


「昨日の事は、忘れやる。で…大丈夫なのか?」


「はい。大丈夫です。」


少量しか飲んでいなかったせいか頭は痛くなかった。
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