幕末〓冷血の鬼
「…………君、恋花君!」


声がしてゆっくり目を開くと、近藤が目の前にいた。


「すいません!!寝過ごしましたか!?」


「いや、大丈夫だ。それより、ちゃんと寝ていたようで安心した。昨日、歳が援軍を呼びに行ったから、不安で寝れてないかと思ったよ。」


「いえグッスリ眠れました。平助と山南さんのおかげです。」


「平助達のおかげ?」


近藤は、不思議そうに首を傾げた。


私は、昨日の出来事を近藤さんに話した。

「そうか、そんなことがあったのか。」


「幻聴だとは思うんですけど…。」


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