幕末〓冷血の鬼
「父の敵相手がどういう方か死ぬ前に知りたくて壬生狼組に行きました。」
「敵相手だと?」
「あなたですよ……。土方さん。」
私の言葉に土方さんは目を丸くした。
「私の父は、土方歳三によって殺されました。敵を討とうとは思っていませんでした。鬼に適うはずがない。だから一目見て私は死のうと思いました。でも……」
「敵相手だと?」
「あなたですよ……。土方さん。」
私の言葉に土方さんは目を丸くした。
「私の父は、土方歳三によって殺されました。敵を討とうとは思っていませんでした。鬼に適うはずがない。だから一目見て私は死のうと思いました。でも……」