幕末〓冷血の鬼
私は初めて出会った蔵での土方さんを思い出した。


「あなたは、私を死なせてくれなかった。初めて会った時目が悲しみに染まっていた。私は、そんな土方さんの目に吸い込まれてしまった。」


父の敵である人の小姓になると言われた時、恨みよりも興味の方が強かった。


人斬りの鬼と呼ばれる人がどうしてそんな目をしてるのか?


「あなたの事を知りたいと思った。そして知ってから死のうと思ったなのに…」
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