幕末〓冷血の鬼
話の内容は、恋花は襲ってきた叔父を殺し小さい時に殺された父親の敵を一目見てから死のうと思っていたと言う話だ。


しかも、恋花の父親の敵は俺。

数えきれないくらいの人を斬ってきた。


斬る奴の顔なんか一々覚えてねえし、万が一覚えていてもどれが恋花の父親だったかわからねえだろう。


「私も土方さんを恨んでいません。土方さんは正義と思ってした事。だから恨んでいません。」


不意に恋花はそう言い俺は驚いた。


普通は、父親の敵を恨み殺したいと思わないだろうか?


しかし恋花はこの1ヶ月で何かが変わったのだろう。
< 77 / 627 >

この作品をシェア

pagetop