幕末〓冷血の鬼
「土方さん、恋花ちゃん大丈夫ですかって?あれっ?恋花ちゃん寝てる…」


「本当ですね。可愛らしい寝顔をして。」


そう言って、平助と総司が部屋に入ってきた。


「恋花が服掴んでて離れねえんだ。お前ら手伝え!」


俺がそう言うと、平助がクスクスと笑った。


「何が可笑しい?」


「1ヶ月前に恋花ちゃんが土方さんの事をお母さんみたいって言ったのを思い出して。」


「恋花さん、そんなこと言ったんですか?土方さんがお母さんね~。」


「何だ総司?」


「いえ、それより恋花さんも落ち着いているみたいだし今日くらい一緒に寝たらどうですか?」


総司がそう言うと平助が顔を赤くした。
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