幕末〓冷血の鬼
「私からもお願いします。妹は、1人になってしまいましたし、土方さんの小姓なら安心して預けられます。」



「土方さんは、こんなに可哀想な人を見捨てるのですか?流石冷血の鬼。」



「わぁ~たよ!俺の小姓にすれば良いんだろ?近藤さんに頼んでくっから!」


「良かったですね。恋花さん。」


沖田はそうやって恋花に優しげに笑ったが、恋花は眉を寄せたまんまだ。


俺は、それを見てみぬフリをし恋花の縄をといた。


「近藤さんの所に行くからついて来い。」


俺がそう言うと恋花は俺の後ろを付いてきた。
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