幕末〓冷血の鬼
新八や左之さんには、島原に行くって事にしている。


「平助の顔を見ればわかりますよ。恋花さんと会うと幸せそうな顔をしていますから。」


「そうか。」


恋花ちゃんの部屋の前まで来たが音が聞こえない。


「土方さん、恋花ちゃん大丈夫ですか?」


そう言って入ると、土方さんの服を掴み安心して眠っている恋花ちゃんがいた。


「恋花が服掴んでて離れねえんだ。お前ら手伝え!」


珍しく困っている土方さんを見て俺は笑ってしまった。
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