四行だけのラブレター
四
私、米倉彩愛(ヨネクラアヤメ)が好きになったのは、平永司(タイラエイジ)。
好きになった理由は、私の一目惚れ。
高校に来た時、桜並木で立ち尽くしてた平に、何故か惹かれた。
話したことは…
一度だけ。
『米倉…。これ、米倉の?』
平は、名前の書いてないシャーペンを、私に差し出した。
『あ、うん。名前書いてないのに…。ありがとう』
私は不思議だった。
どうして分かったのか。
『お前、いつもそれ使ってたからさ』
私は、その言葉で分かったの。
本当に、本当に
私は、平が好きなんだってこと。
大好きなんだってこと。
好きな人に、見てもらえた。
好きな人に、分かってもらえた。
それは、とってもとっても嬉しかった。
本当に、私は平が好きだ。
好きになった理由は、私の一目惚れ。
高校に来た時、桜並木で立ち尽くしてた平に、何故か惹かれた。
話したことは…
一度だけ。
『米倉…。これ、米倉の?』
平は、名前の書いてないシャーペンを、私に差し出した。
『あ、うん。名前書いてないのに…。ありがとう』
私は不思議だった。
どうして分かったのか。
『お前、いつもそれ使ってたからさ』
私は、その言葉で分かったの。
本当に、本当に
私は、平が好きなんだってこと。
大好きなんだってこと。
好きな人に、見てもらえた。
好きな人に、分かってもらえた。
それは、とってもとっても嬉しかった。
本当に、私は平が好きだ。