四行だけのラブレター
出だしから、なんて強い…。
凄すぎるでしょ。
「パス…」
私と小百合がパスした。
これは確実に、全員パスだろ。
京ちゃんが、カード四枚を手に取った。
まさか…。
「パス」
って…パスかいっ!!
あぁ。
なんか、バカみたい。
平は、次々とカードを出していき、大富豪に。
私は富豪。
小百合は貧民で…。
京ちゃんは、大貧民。
「言い出しっぺが大貧民とか…。京ちゃん、ウケる~」
私が笑うと、小百合も笑った。
「あ…。平、強いね」
「お…ま…」
「…え?」
私の言葉に、平はボソボソと何か言ったが、聞こえなかった。
「お前の名前…彩愛って言うんだ」
外を眺めて言う平に、私はドキッとした。
「うちに、菖蒲咲いてる。…綺麗だよな。俺、菖蒲の花、好きなんだ」
平の言葉に、私は胸の鼓動を止められない。
凄すぎるでしょ。
「パス…」
私と小百合がパスした。
これは確実に、全員パスだろ。
京ちゃんが、カード四枚を手に取った。
まさか…。
「パス」
って…パスかいっ!!
あぁ。
なんか、バカみたい。
平は、次々とカードを出していき、大富豪に。
私は富豪。
小百合は貧民で…。
京ちゃんは、大貧民。
「言い出しっぺが大貧民とか…。京ちゃん、ウケる~」
私が笑うと、小百合も笑った。
「あ…。平、強いね」
「お…ま…」
「…え?」
私の言葉に、平はボソボソと何か言ったが、聞こえなかった。
「お前の名前…彩愛って言うんだ」
外を眺めて言う平に、私はドキッとした。
「うちに、菖蒲咲いてる。…綺麗だよな。俺、菖蒲の花、好きなんだ」
平の言葉に、私は胸の鼓動を止められない。