君のそばに
私は掲示板に張り付き、体育祭委員の欄を探す。




一つ一つ、丹念に確認していって、ある事が分かった…



それは




委員会の数が半端なく多い!!




…えっと……IT委員会……報道委員会……飼育委員会……etc…

…………?



何…?この数…?
こんなに委員会ってあるわけ!?


IT委員会って第一、何をするの?
IT、って事はコンピューター関係の何かとか…?



それにこの飼育委員会って…



何を飼育してるんだっての!


こんなの、【委員会】じゃなくて【係】で十分じゃない!



私は完全に自分の世界に入り、掲示板と睨み合いながら、一つ一つに文句や疑問を投げかけていた。



私は気が付かなかったが、
はたから見ればこれは異様な光景である。



私は変な女だ。





そんな、はたから見たら変な女である私には誰も近付かないものと思っていた。


が、


何の躊躇もなく話しかけてきた人がいた。



私はハッと我に返り、その方向を見た。


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