君への距離~クリスマスの奇跡~



「ぃ、やだ…離してょ」




「やだ」






「ニセモノのくせにぃ…」





「だから、ニセモノってなんなの?」





「今の翼くんだよ!…もう知ってるから、わかったから、優しくしなくてもいいんだよ?」






翼にはさっぱり杏の言ってることが分からない。






不思議そうな顔をしている翼を見て杏はやっと説明しはじめた。









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